君が、イチバン。
◆◆◆
「自分、今彼女いないんで!真衣先輩に言っておいて下さい!」
休憩時間。先に休憩に入った和馬君はすれ違い様にクリクリした目を向けて鼻息荒く私に宣言した。
真衣の後輩の和馬君は面白過ぎる。
間違いなく体育会系だ。それも突っ走り系。
真衣の事が好きらしいけど、多分無理だね。真衣も突っ走り系だからうまくいかない気がする。二人とも常に全力疾走で、毎回フルスイングして息切れしそうだ。
自分の気持ちを相手に直接伝えない所が真衣の言う『へたれ』なんだろう。可愛いじゃないか。ワンコみたいだ。かずまんと呼ぼう。
「あ…何笑ってるんすか!ば、馬鹿にしないで下さいよ!」
ぶんぶん揺れる尻尾が見える。骨投げたら拾いに行くかな。
「その、『真衣ちゃん』は若ちゃんの友達なの?」
休憩室のドアを開けてゆかりさんが入ってきた。
「盗み聞きなんて趣味悪いっす」
「…あ゛ー?人聞きわりぃ事言ってんじゃねぇぞ和馬ぁ?」
え、どこから出したのその声!思わず床見ちゃったよ!
「…ずっ、…ずみませんでしたぁっっ」
びびったかずまんは後退りしながら全力で逃げて行った。
私も逃げたい。
「…情けない。」
ゆかりさんは吐き捨てる様に呟いた。その表情は大変満足そうだけど。こういうのがベストカップルですよ。
「自分、今彼女いないんで!真衣先輩に言っておいて下さい!」
休憩時間。先に休憩に入った和馬君はすれ違い様にクリクリした目を向けて鼻息荒く私に宣言した。
真衣の後輩の和馬君は面白過ぎる。
間違いなく体育会系だ。それも突っ走り系。
真衣の事が好きらしいけど、多分無理だね。真衣も突っ走り系だからうまくいかない気がする。二人とも常に全力疾走で、毎回フルスイングして息切れしそうだ。
自分の気持ちを相手に直接伝えない所が真衣の言う『へたれ』なんだろう。可愛いじゃないか。ワンコみたいだ。かずまんと呼ぼう。
「あ…何笑ってるんすか!ば、馬鹿にしないで下さいよ!」
ぶんぶん揺れる尻尾が見える。骨投げたら拾いに行くかな。
「その、『真衣ちゃん』は若ちゃんの友達なの?」
休憩室のドアを開けてゆかりさんが入ってきた。
「盗み聞きなんて趣味悪いっす」
「…あ゛ー?人聞きわりぃ事言ってんじゃねぇぞ和馬ぁ?」
え、どこから出したのその声!思わず床見ちゃったよ!
「…ずっ、…ずみませんでしたぁっっ」
びびったかずまんは後退りしながら全力で逃げて行った。
私も逃げたい。
「…情けない。」
ゆかりさんは吐き捨てる様に呟いた。その表情は大変満足そうだけど。こういうのがベストカップルですよ。