魔念村殺人事件
「鈴音は、美紀に恨まれるようなことをしたのかもしれないな。そして行方不明になって、今回のことだろ。真優がどうして殺されたのか、それも鈴音は知っているような気がするよ」
「でも、あんなに取り乱してしまう彼女にこれ以上訊き辛いよな」
陸は顔をしかめた。すると春樹は思いがけないことを云った。
「正信から訊いた話し、章吾と瑞穂にも話そう」
「えっ! でも何だか云い辛いな」
「大丈夫だ。俺達は家族みたいなものだから。それに章吾に話して、後で鈴音に飯を運ぶ時にでも章吾に訊いてもらおう。少なくとも、俺達より章吾は自分の妹でもある鈴音の性格を知り尽くしているからな」
「上手く訊きだせるといいけれど」
春樹が腕時計を見ると、午後六時くらいだった。
「でも、あんなに取り乱してしまう彼女にこれ以上訊き辛いよな」
陸は顔をしかめた。すると春樹は思いがけないことを云った。
「正信から訊いた話し、章吾と瑞穂にも話そう」
「えっ! でも何だか云い辛いな」
「大丈夫だ。俺達は家族みたいなものだから。それに章吾に話して、後で鈴音に飯を運ぶ時にでも章吾に訊いてもらおう。少なくとも、俺達より章吾は自分の妹でもある鈴音の性格を知り尽くしているからな」
「上手く訊きだせるといいけれど」
春樹が腕時計を見ると、午後六時くらいだった。