pure
こんなにも間近で、


本物のタトゥーを見たのは


初めてだった。


シオンの腕に刻まれたそれは、


神秘的で美しかった。


牙がかけたゾウ・・・???





「これってもしかして



インドの神様?ガネーシャじゃない?」



「そうみたいです。


20歳の時に色々な柄があって


選べたんですけど


このゾウがすごく


気にいっちゃって。」





「愛子が前にプレゼントしてくれた


ガネーシャの笑える成功本のこと


シオンに話したら、読んだことあるって


あの本があるから私たちは


ガネーシャっていう


インドの神様のこと知ってるけど


何も知らない10年近く前に


シオンはタトゥー入れたんだよね。



甘い! このカルーアミルク


甘すぎる。」


今度はカルーアミルクを飲みながら


美姫が言った。


美姫 どんだけ飲むつもりだろう?


まあいいか。


酒豪なのは昔からだもの。



偶然?それとも必然?


何でもいい。


ガネーシャが私に


勇気を与えてくれた。








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