pure
「そうだよね。美姫 


「ナイスなアイディア 


やってみるよ。」



「はいはい 


見事に引き寄せたら


ご紹介してね。」




ちょっとだけ ドキドキしている。


本気で引き寄せできるなんて


思っていないのに。


でも


どこかに忘れてきてしまった


ときめく感覚が私の中に


よみがえっていく。



別に


不倫願望があるわけでもなく



ましてや 


成功願望があるわけでもない。



だけど


何かが変わるかもしれない期待感に


体中がワクワクしていた。




社会に出る前はもっともっと


未来がキラキラと輝いていた。


自分の身を守る生き方を知るたびに


輝きをひとつ失っていった。


そうシャボン玉がはじけて


消えてしまうように・・・


それを 大人になることだと


自分自身に言い聞かせて・・・


 

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