キミがくれた元気
次の日
   ★学校★

「佑」
「なに?」
「アレ・・・」
「あ・・・」
「輝希が呼んでるよ?」
「あ、うん、ありがとっ」

休み時間

あたしは輝希に呼び出された




「・・・何?」
「昨日の・・・返事・・・聞いてもいい?」
「え・・・」


『キミのことが好きだから』

本気だったんだ・・・

「俺・・・ここに入学してからずっとスキだった」
「っ・・・」
「憶えてないかな・・・俺のこと・・・」


あたしは・・・あたしはっ・・・


「ごめん・・・ごめんなさいっ・・・!!」
「佑・・・」
「あたしっ・・・ほかに好きな人っ・・・いるからっ・・・」

あたしは泣いていた
涙が・・・止まらなかった


あたしは走ってドアを開けた

ドアを開けると、誰かにぶつかった

「レンっ・・・」

レンがいた
レンを見たらもっと涙が出てきた

あたしは・・・
レンをよけて逃げた

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