恋*時雨*
それからの私は、
部活・ピアノ・Tubaのレッスン・英会話・華道・茶道・習字・お料理教室・モデルのレッスン・女優の稽古・歌のレッスンの他に『敬語』も習うコトにした
部活と沢山の習い事のお陰でお祖父様の家に行くコトが無くなった
中学校を卒業し、高校について報告をしに行ったのが久しぶりだった
「音流ちゃん、流璃ちゃん、お祖父様とお祖母様にちゃんとご報告しなさい」
お母様はいつもの綺麗な笑顔と声で言ってきた
「「はい」」
2人でそう言って
私が先に話した
「お祖父様、お祖母様。お久しぶりでございます
私は、1位で秀才学園に合格いたしました」
「音流、久しぶりだな、良い言葉使いじゃ
1位か、よぉ頑張ったの
福士家では2番目に頭が良いんだな
入学後は、戒に勝てる様に頑張りなさい」
お祖父様は満足気に笑っていた
「音流さん、あなたは頑張りましたね。
背も伸びているし、スタイルも良くなったわね。
あなたならきっと素晴らしいモデルになれますょ。
頑張りなさい」
お祖母様も心の底から喜んでくれていた
2人が褒めてくれたコトが嬉しくて仕方なかった
頑張って良かったって始めて思えたんだ☆