恋*時雨*
音流Side
「恐いんです!!!」
私ゎ叫んでいた
「あ…すみません」
我に返って謝っていた
馨兄はビックリして
固まっている
そんな時
戒兄が私の目を見て言った
「何が恐いんだ??」
その目は真っ直ぐ
私を見ていて
自然と言葉が出ていた
「お祖父様に敬語を使わなかった時、
酷く怒られました。
その時、凄く恐かったんです。」
そこまで言った所で
私は泣いていた
「その恐怖のせいで
私以外の人に
タメ語を使ったら
あの時のお祖父様みたいに
凄い勢いで
怒るんじゃなぃかって…」
涙が溢れてきて
上手く話せていなかった
「私はまたあの恐怖を
味わうんじゃなぃかって思って……っ?!?!」
そこまで言い掛けた時
誰かに抱き締められた
上を見ると戒兄が居た
「戒…兄…??」
戒兄は凄い力で
抱き締めていた
「バカか…音流……
俺達は兄妹だ…」
そぉ言って
泣いていた……
それを見た私も
涙が溢れて
止まらなかった
少しして馨兄が
口を開いた
「音流、戒が言った様に
俺等は血の繋がった兄妹だ
そんな俺等に敬語を
使う理由があるか??」
馨兄はニコッと笑ってくれた
そんな馨兄の優しさが
ジーンと来て
また泣いてしまった