甘い甘い甘えんぼ
ってか、タツヤの心臓の音…聞こえる。

すごいドキドキ言ってる。

なんか…落ち着くなぁー…。

『ふぅ〜…。』

「プッ。なに落ち着いてんの?この状況わかってるわけ?」

じょうきょう…??

私はあたりをよく見回した。



『あ。』

「するよ?」

『んやっ、ダメ!』

「なんで?」

なんでって………。
なんでだろ?

やっぱ、初めてだから…。恐いし…。

赤ちゃんとか…困るし。

それに…。
やっぱそういうのって1番綺麗な状態でするのがいいし。

『まぁ、いろいろと。』

「たとえば??」

『た、例えば…下着が可愛くないとか。』

「フッ…別にどうだっていいし。」

『よくないのっ!』

「あそ。あとは?」

それから私はさっきのことを全部話した。

『ってわけだから…今日は…』

「…………………。」

あれ??タツヤ…?
どうしたんだろ。
なんか、変だよ?

『どうかしたの?』

「やっ、どうも////」

え??なんか、やっぱ変!いつもと違うよ。

『やっぱどうかしたでしょ?』

私はタツヤの顔をのぞきこんだ。

「なっ、近っ!!ちょっ、その顔やめろっ」

――――???
その顔ってどの顔?

『????』

なんなの?タツヤどうしちゃったの?
おかしいよ…。
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