ばい
「…仁?」
「……」
乃亜に断られてから俺は無言のまま乃亜の実家に帰った。
帰ってから夕飯を食べ打ち合わせの為に近くの旅館に泊まっているスタッフの所に尚輝と二人で行き
帰りは乃亜が車で迎えに来てくれたけど
一言も話さない俺に気を使って尚輝は一人で帰った。
「ねぇ仁…」
「…コンビニ行きたい」
乃亜が何か言おうとしたけど
聞きたくなかったから適当にコンビニに行きたいって言った。
乃亜はそれ以外、何も言わずにコンビニに向かってくれた。
一番、近いコンビニまで車で十分くらい掛かったけど…
俺達の間に会話はなかった。
「…着いたよ。」
「あぁ…」
コンビニに着き車から降りた。
その時…
「乃亜…?」
誰かが乃亜を呼んだ。
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