ばい


「ねぇ仁くん…」

「何?」

「仕事終わった後、遊ばない?」

「…いいよ。」



東京に戻ってからの俺は昔みたいに女の子遊びが激しくなった。


仕事で知り合った女に手を出してた。


そのせいで週刊誌に何度も載ったりした。


でも一般のファンにだけは手を出さなかった。


昔、乃亜と約束したから…


もう会えないから、せめて約束だけでも守りたかったから。



だけど…


今の俺を見たら乃亜はどう思うだろう。


怒るかな?
呆れる?


それとも…


悲しむ?


それはないよな…


だって俺はアイツの…


幼なじみの代わりだったんだから。


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