【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「だ〜めっ!俺がやる♪」
何なに?甘甘超かわモードになってる?!
う…仕方ない…薄暗いし、あんま見えないよね?
ていうか、マジでするの…?
あたし、1年半くらいしてないんだけど…大丈夫だよね??
やっぱ、緊張する…
無意識に上がる肩に、颯の骨っぽい手がおかれる。
「李衣?大丈夫。俺、優しいよ?つか、馬鹿元カレより、究極に上手いから」
…それ、喜んでいいの?
「俺に、全てを委ねろ」
…薄暗い中でも、はっきりわかる。
颯…かなり真剣だ。
「う…うん。よろしくお願いします」
「よし」
「きゃっ!?」
あたしは湯舟にほうりなげられた。
バッシャーーーッンッ
びっびっくりした…
「俺が先にシャワーして、でるから、お前はゆっくり入ってこい。ベッドで待ってる」
湯気の漂うお風呂で、颯の穏やかな笑顔に、少し見とれた。
颯に…負けたよ。完敗です…
あたしはブクブクしながら、口まで湯舟に浸かった。