【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「何かを聞いて欲しかったんじゃないの?」
「………は?」
「何かいいたいことあるんなら、相手と連絡つくうちにいっとかないと、後悔するから!」
あたしの、疾風へあてたこの言葉。
まぁ自分への言葉でもあった。
自分自身に言い聞かせることで、颯と話す勇気がでるはずだと思ったから。
「李衣…お前…」
「勘違いしないでね?心から疾風を許したわけじゃないから」
「はっ…李衣らしいな」
何か吹っ切れたような笑顔の疾風に、なんだか少し、心が和やかになった。
「俺…二股かけてたこと、美代に言ったんだ」
え……?
「李衣からフラレたことばっか考えてて、美代にこのまま俺が中途半端な気持ちで接したら、また李衣みたいにしちまうかもって…」
「……馬鹿だね…」
フッと笑うあたしに、疾風は困ったように眉を下げた。