色葉
それぞれのがっか
しばらく待って長々としたのが届いた


「他の科は全然。スポーツ科は見ればわかるけど、そのクラスの中で一番権力のあるクラス長に女子がなれるでしょ?」


というより今スポーツ科は女子のクラス長しかいないじゃん


3年は雛森先輩。2年は愛梨先輩。1年は長


「もともと男尊女卑はスポーツ科が一番激しかったんだよ。やっぱり筋力の差で男子の方が女子より運動全般上回るでしょ?


でもそんな常識を打ち破る存在が入学したから男尊女卑って考え方がぶっ壊れたとういより成立しなくなったんだよ。


劣ってるはずの女子の方が男子より優れちゃったんだから」


へぇ、そりゃ物語にすれば一大超大作ができそうだな


「そんなのがうちの姉。」


あぁ、そんな強者のせいで雛森先輩は未だにあんな怯えてるのか


さっき怒るとトラウマがどうとか言ってたが・・・・・・・・・・・・・・・・・・何も言うまい。


否、一言だけ言おう。



ご愁傷様



というかこんなエピソードあるならさっき言えよ


「石岡さんの話とおれの中の情報とを総合して今わかったんだけどね。


うちの姉がそんなことしてるなんてあの当時まるっきり知らなかったなぁ。


確かに入学してから生傷が増えてたけど、何も言わなかったし」


おぉ~読まれた!?


そんなわかりやすい性格してるのか?


まぁそんなのはいいか


でも確かに身内が何しているか、なんてあんまり考えないからなぁ。言われなきゃわかんねぇかも


さて、うちの愚妹は今何してんだろ?


おっと、続き続き


「特別科は家柄、血筋、両親の地位、寄付金の額なんていうものの差別がすごいから男尊女卑なんて生やさしい差別してないよ。


例え女子だろうと、下級生だろうと、そんなことと関係なく、家柄なんかで偉さが決まるって話」


うわぁこりゃまたヘビィだな

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