秘密な私の愛しき人

[琉side]

[琉side]



「はぁ~…」


「おい。何回ため息ついてんだよ、琉」



樹が俺の顔を見た。



今は会社にいるが仕事に集中できなくて休憩室にいる。



今日、何回目かわからないぐらいため息をついたが止まらない。



「おいおい。穂樺ちゃんと何かあったのか?」



ニヤニヤしながら樹が聞いてきた。



ほんと、こういうことは鋭い…



「あ~…、穂樺がさ帰ってこないんだよ」



俺は樹に相談してみた。



「はぁ!?帰ってこないって、もしかして…家出て行かれたのか?!」


樹が身を乗り出して聞いてきた。



「それがよくわからないんだ…」


「何言ってんだよ?!喧嘩とかしたのか?」



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