秘密な私の愛しき人
私は返事をして今、使っている私の部屋に入った。



「……」


一応、会えたものの…琉ちゃんとこうやって会うのは凄く久しぶり。


なんか緊張するな。



「「あの!」」



沈黙がつらくて何か言おうとしたら琉ちゃんの声と重なった。


「……」


そして、またお互いに黙ってしまった。



まるで、どこかのお見合いみたいだ。



そう思ったら笑えてきた。



「フッ…アハハハ」


私は我慢できなくて笑ってしまった。



琉ちゃんは一瞬、驚いた顔をしたけど微笑んでくれた。



「…穂樺」



琉ちゃんが真剣な顔つきになった。



「ごめんな…いっぱい泣かせて」



「……」



否定できない。


確かに琉ちゃんのことで泣いたから…



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