宙機オデッセイオン01
わかっているさジェニファ
君の優しさが

それが君の選んだ道なら
俺は構いやしない

だからいいんだ

行ってくれ



さよならジョージ
あなたの顔を見ると辛いから
もう学校は辞める

さよならジョージ


その日は不思議と母親のベットのそばから
離れる気がしなかった

腰かけて母親の苦悩に満ちた顔を眺めながら
いろんなことを考えた

夜が明けてもジョージはそのばに腰かけていた

母親の死が確定されたのは
次の日の午前だった

ジョージは両親のことを幸いに思った
一日違いで旅立っていけるのは
愛し合った最良の夫婦ゆえのことだと

親父もお袋も幸福なのだと
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