To Heart
店に着くと待ちかねたように、佐久間が僕に飛びついてきた。
「ありがとなぁ~!! 感謝するよ!」
「いや、いいけど。あ、こんばんは。お疲れさまです!」
僕は先に席にいた、佐久間と同店舗の川崎さんに挨拶をした。
「おつかれ~!」
川崎さんは2つ年上だけれど、とても気さくで付き合いやすい。
実は彼女持ちなのだが、こうして佐久間に引きずられてよく合コンに参加させられているようだ。
「まだ来てないの?」
女の子たちの姿が見えず、思わず佐久間に尋ねる。
「もうすぐ来ると思う。お前ビックリするなよ! 今回の女の子はいつもと違うんだぞ!」
「鼻息荒いよ……」