To Heart
目の前に立っている店員さんが『図書館の彼女』だったからだ。

心臓が自分でもビックリするほど大きく反応した。

「お客様? 大丈夫ですか?」

あまりの偶然に頭が真っ白になり、僕は動けなくなった。

彼女が僕を見ている。

彼女が僕に話しかけている。

信じられない……

体中の毛穴が一気に開き、汗が噴き出しているような感覚。
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