To Heart
しかし、彼女との距離が近づいたことは単純に嬉しかった。
彼女は主にオープンから夕方までのメンバーらしく、6時には帰ってしまう。
学校が終わって夕方からバイトに入る僕とはいつも入れ違いだけど、少し早めに店に入ればほんの少しだけれど話すことが出来る。
あまり個人的なことは今のところまだ分からないけれど、彼女のフルネームと年齢が26歳だということは知ることが出来た。
年上であろうとは思っていたが、改めて年を知った時、6歳も年下の男など全く男として興味はないに違いないと、少なからずショックを受けた。
とはいえ、彼女が話しかけてくれて、僕が返事をする程度(それが僕の限界なのだ)でも、図書館での事を思えば信じられない状況だ。