To Heart
(5)理央ちゃん
二日続けて寝不足気味の僕の朝は、今日もおめざめくんの陽気な声から始まった。
飲み過ぎと、寝不足で、頭が割れるように痛い。
目が開かない……
体が動きません……
起きあがる気力もなく、僕はしばらくそのまま布団の中でゴロゴロとしていた。
昨日の出来事が、頭に蘇る。
そうなんだ。
僕は、酷いことをしてしまった。
女の子をホテルに置き去りなんて、有り得ない。
今日の授業は朝イチからではないけれど、とりあえず真美子ちゃんに謝るべきだし、僕の意志でホテルに入ったのではないにしろ、ホテル代も返さなければ……
僕は重い頭と体にムチを打って、起きあがり学校に向かう準備を始めた。