来栖恭太郎は満月に嗤う
一部始終を目撃し、俺は背中に走る戦慄混じりの快感を感じずにはいられなかった。

面白い…!

ただの非力な娘ではないと思っていたが、俺の憶測以上の結末を、あの娘は見せてくれた。

これで復讐ゲームも、より愉しいものとなるに違いない。

「ふふ…ふは…ははははははははっ!」

霧深い樹海にこだまするほどの高笑い。

そう、俺は笑わずにはいられなかった。







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