翡翠の姫君



「それより…」


セルトさんの言葉を無視しながら、私の方にやってきた女性。


「翡翠の髪…あなたがエミリア?」


名前に反応して、思わず声が上がった。


「あっ…はい!!」



「私はティナ。
レオから話は聞いてるよ。
よろしくね、エミリア。」

ニコッと笑顔を見せられて、思わず顔が熱くなる。



「こ、こちらこそ…」



綺麗な人だ…



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