翡翠の姫君



「もうちょっとの辛抱か…」



…そうだよな。


エミリアは絶対受かる。


あんなに努力してるんだ。
絶対無駄にはならない。




…2週間ぐらい我慢できる。



あいつが頑張ってる分、俺も頑張らないとな。




そう思って立ち上がった。




…なんかセルトに言われたのがムカつくが…




―あと4日。





4日であの笑顔が見れる。




そう自分に言い聞かせて、俺は寝室を出た。







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