ソプラノ
「こぉらっ!安西!また転校生困らせとんのか!」






前から聞こえた担任の声。






「え~?だって、聞きたいことは聞いとかないと!」





“柚”が明るく笑う。





「また柚のおしゃべりが出たぁ!」



「ったく、あきねぇな~お前も!」



「転校生が可哀想だぞぉ!」





と、クラス全員も笑った。









その雰囲気が、とても明るくて、楽しくて、俺もつられて笑う。









「あーっ!今笑った!!俊介って笑顔かっわいー!」







柚は俺の顔を指差すと、大きな声で叫んだ。





そして、「安西!」と担任に叱られた。







柚は「うわ、怒られちゃった」と舌を出した。





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