太陽キャンディ






そう自分に言い聞かせて、レガースの入ったバックをギュッと握る。




「…………」






なるべく音を立てないように、踵を返した。
深く被った帽子のせいで、しっかり前が見えない。




だけどしっかり部室まで足を運ぶ。


部室前まで来たとき、ふと振り向いて彼を見ると。










「…………?」








さっきまであったその背中は、もうそこにはなかった。
< 53 / 57 >

この作品をシェア

pagetop