運命
「だよね~てか年が明けてから始業式したって変わんないのにね~…」

頬ずえをついてる鈴子を見て言った

鈴子はうん②と頷いた

(ハァー…初詣でかぁ~年明けちゃう…卒業・留学が近づく…)

「…時間は早いね………」
私は空に小さくボソッと呟き鈴子の方へと再び話を移した

時間が過ぎる度に別れが近づく…

寂しい気持ちが込み上げてくる…

(楽しい時間がもうすぐ終わるんだよね…年明けたらどうなるんだろう…)

―放課後―

学校が終わり、明日からまた連休…

私は今のうちに思い出を撮っておきたくなり使い捨てカメラを買うことにした

まず最初は自分のお気に入りの場所など数ヶ所を撮りに出掛けた
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