君だけのもの



しばらく見ていたけど、どれもん‐って感じ。


「どう?良さそうな子いた?」
愛弥が、さっきと同じ椅子に座って言った。


「そうだね…。特には…」

『特には居ない。』そう答えようとして、一瞬頭に過ぎったのは、階段でぶつかった奴だった。


「一人…居た……かも?」

「まじ?可愛いの?ねぇ可愛いの?…あ!日悠の好み!?好みなんだぁ。」

はぁ!?勝手に話作んな…。
愛弥の悪い癖の始まり…。

「じゃあ可愛いに決まってるね!きゃあ!!楽しみ♪紹介してよ!ってモデル仲間になるんだしすぐ会えるか♪」


もぉ…こうなると、うざいだけ…。

「あっ!ついでに彼女にしちゃえば!?きゃはは♪」

きゃははって…。


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