不良BoyにLoveMAX



俺はもう二度女なんてもんは好きにならないと決めたんだ。




もう、裏切られたくないから。
あんなに傷つきたくないから・・・




「虎、過去は過去。もう忘れよう。今は、今として生きなきゃいけないんだから」




過去は過去。
今は今。
何故か聖夜の言葉が俺の心を動かす。




「お前だって女が嫌いなくせになんだよ」


「俺は今、一人の人を愛せるから。ちゃんと好きだって認められた」




聖夜・・・。
聖夜が女を好きだの愛せるだなんて一生耳にできないと思っていた。




あの聖夜がここまで成長していて。




俺はなにも変わらない。







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