理想彼氏

『やぁ!!』

やがて、机に押し倒される。


―バサバサッ


机に乗っていたプリントが全て落ちた。
誰だと思って睨むとそこにはいつもの見慣れた姿。

「『彼氏』を置いて帰る気か?」


―翔だった。



『しょっ・・・翔!?なんでここにっ・・・!!』

「お前のために待っててやったんだろーが」



な、何も印刷室で待ってなくても・・・!!


「それよりも、お前今、泣いてた?」

『えっ?』

「―どうしたんだよ」


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