桜の木の下で
「おはよう、優希ちゃん」
「おはようございます」
悠太先輩が少し遅れて来た。
「大丈夫だった?恭平」
「あ、昨日のことですか?…亮くんだからいいやって言ってました。増岡先輩のことは…」
「…ん?」
あのセリフを言っていいものなのだろうか…
「一時の気分で女を口説くような軽い奴とまで言ってました…」
「ぷっ…さすが恭平だね」
優希ちゃんのことになると、自分を見失うんだから。
悠太先輩はそう呟いた。
…お兄ちゃんのシスコン度がさらに増した気がした。