桜の木の下で
ん?わたしと帰りたい?
…あ、家が近いからか!
ってことは…
「…ダンボール整理明日でいっか」
結城くん待たせるのも悪いし。
「ええよ俺なんて。待ってるから整理しいや」
「いい!部活で疲れてるんだもん、早く帰りたいでしょ?」
手の届くところにダンボールを置く。
「…俺は高橋と長い時間一緒にいたいだけなんやけどな」
ぼそっと結城くんが何か言った。
「ん、何?」
「いんや?何でもないで」
「…そっか」
急いで準備するから、と慌てて制服に着替え始めた。