君に恋して…
くるみSIDE

つばさちゃんと連絡を取り合って、結果的に決まった待ち合わせ場所は、

現地。

龍と昴いわく、カフェとかだと女子がうるさくて嫌 なんだとか…、

現地のがまだましだとと言うことで

“ぢゃ、現地集合で、”

ってメールで送ったんだけど、
今さらながら、絵文字があった方がよかったかな~とか思ったり…

でも過ぎたことは仕方ないので諦めます。

そして、当日。

「おーい、そらー早くー。龍待ちくたびれてるぞー」

一階の階段のそばから昴の早くしろよーって声が聞こえた。

今の私はそれどころではない。

「待って~、後…三分くらい!」

だって…

「んーわかった~」

だって!私服でも 女王ってばれたら嫌じゃん!
あーどうしよ こっちにしようか…
あ、でも、こちっもいいな…
あーーーーーどうしよ一向に決まらない…

「そーらー早くー龍が怒ってるよー」

「え!!待ってすぐだから!!!!」

えーい!もうこれでいいか!!

私はすぐにその服を着ると一階に降りた

「ごめーん!!」

「おそーい!!早く行くぞ!」

「うん!!」

そう言う昴の後をテクテク歩いて行った。

するとめっちゃ不機嫌な顔をしている龍がいた。

「遅い。」

低い声でそう一言。

「ごめんなさい。」

反省の意味を込めて龍に謝った。

「たく、行くぞ。あいつらぜってぇ待ってる。」

「うっ。申し訳ありません。」

周りくどく龍が圧力をかけてくる。私はショボンと
しながら龍たちの後をついて行く。

バス停に着いてバスに乗り込むと数分で水族館に着いた。

そういえば、うちから結構近かったんだよね。

バスから降りると
すぐにあおいちゃんを見つけることができた。

私はすかさず近寄って行く。

「待った?」

って、待ったに決まってるよね
自分で聞いといてちょっと何言ってるんだろうと
思ってしまった。

すると翔太君が

「いいえ、待ってませんよ、俺らも今来たところなので、」

って、言ってくれた。やさしい人だなーって思ったって…日記か!!



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