地味系男子は白馬の王子



今、私は幸せです。



これ以上の幸せはあるのかな?


そう考えたとき、


「在るよ。だから一緒に探そう」



そんな声が聞こえた。


「菊池君! かえってきたんだ。
お帰り」



あ、苦笑いしてる。


「菊池君じゃないでしょ。

雅国。


名前で呼んで?」


ううっ!


恥ずかしい・・。


まだ名前では呼べないよ・・。


「いいよ。ゆっくりで。

いつか呼んで」



ありがとう。ま・・・、雅国君。



クスリと笑う、彼が愛しい。




< 94 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop