イケメン俳優♥新人タレント
家に帰る頃にはもう夕方の6時半だった。


「ただいま~。」

ドアを開けるとお母さんがいた。


「お母さん、今日ね、スカウトされたんだけど…。」

「スカウト?何の?」

「芸能プロダクションから…。」


私は渋々女性にもらった名刺を見せた。

「何?アンタやりたいの?」

お母さんに聞かれて少しドキッとした。

「え、、、っと。」

「アンタは成績もそんな良くないし。だいたい学校と両立できるの?」

「・・・。」

「・・・じゃあお父さんに聞いてみる?多分ダメって言うと思うよ?」


≪ただいま~。≫お父さんが帰ってきたようだ。

「あら、お帰り。雅奈、聞いてみな?」

「どうした?雅奈。」

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