もう一度・・
そんな・・いや・・そう思われても仕方ない・・

「周りにそう思われていても仕方ないよな・・俺は確かに酷い彼氏だった・・けど美穂のこと一度も嫌いになったことなんてなかった・・不安だった・・嫉妬してもらうことで美穂の気持ち確かめること考えてたんだ。大学に入っても美穂はモテルし、俺もいろんなやつと出会っていつの間にか周りに流されるようになった・・それが美穂を泣かせてるって気づいたとき遅かった・・だからもう泣かせないって決めたんだ・・」



「他の男に盗られてから?」



「・・・ああ・・もう俺は美穂にとって一番じゃない・・・けどそれは当然だと思う、俺は一番になる資格を手放した・・だから二番目でもいいんだ。」


二番目でもいい、それは本当だった。




「三番目かもしれないぞ?」



「えっ?」

三番目?


「二番目は俺だってことさ、お前、今でも愛されてるなんて自惚れるなよ。」


「・・・・」




三番目・・二番目はたくま・・それは・・悔しい。


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