もう一度・・
今さらだって俺が一番わかってる・・。



「今さらだってことも、俺の身勝手だともわかってる・・でも・・・美穂が忘れられない・・お前は・・どうなんだ?俺のこと恨んでるから美穂に近づいたのか?」



「・・・・美穂は悪くない、それに悪いのはゆかとお前だ・・いや・・一番悪かったのはゆかだな・・あいつ・・俺のことたいしてすきでもなかったらしい、初めからお前のことが好きで、彼氏持ちなら警戒なくお前に近づけて誘惑できると思ったのかもな・・
見る目なくてなさけなくて、憎らしかった・・それに美穂みたいないい女をあっさり裏切って誘惑されるお前にもムカついた・・殴ったのはたぶん八つ当たりだったかもな・・」







あのとき、こいつの気持ちはくやしかったに違いない・・







「・・休学するまえに美穂のやつ、ゆかに逆切れされて殴られたことがあって、そのとき助けた程度だったんけど、俺・・・美穂みたいな女を好きになればよかったって思った・・一番傷ついてるのに、俺の心配してくれて・・・あのときに惚れたのかもな・・
再会して、仲良くなって俺確信した・・美穂が好きだ・・・他の子供を身ごもっていても関係ない・・」
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