狼彼氏×子兎彼女

「ってことで明日の放課後、

プールサイド集合な」


そう言って、悠弥はあたしから離れ、

楽しそうに部屋を出ていこうとしている。


「ねぇっ」


「何?」



悠弥が振り返り、

あたしをまっすぐに見つめる。



「ほ、放課後とかさあ…その…水泳部が

使うんじゃないの?」


「あぁ、明日は俺が使うから

使わないでって言った」



どんなけ権力強いのよ…。


わざわざ借りなくていいのに…。


水泳は本当にこの世から

消えてほしい物No.1に輝くよ?


それぐらい嫌いなんだからね?



「俺に教えてもらいたくねーの?」



不機嫌な顔で近づいてくる悠弥。


そのまま壁に抑えつけられた。


顔…近ッッ///





< 153 / 327 >

この作品をシェア

pagetop