[短編]アスタラビスタ
電車に乗ってる間も、
映画館に向かう途中も、
ずっと手を繋いでいた。
涼は口数が多い方ではない。
特に慣れない相手だと、全く喋らなくなる。
私と出会った頃も、
「無口だなぁ」と思ったのが第一印象。
涼といると時間がゆっくり過ぎていくような気がする。
繋いだ手からも、ぬくもりや優しさを感じる。
涼の手は大きくて、たくましくて大好き。とても安心する。
「ハル、どうかした?もう着くよ」
「なんでもないよー!映画楽しみだね」
映画館に向かう途中も、
ずっと手を繋いでいた。
涼は口数が多い方ではない。
特に慣れない相手だと、全く喋らなくなる。
私と出会った頃も、
「無口だなぁ」と思ったのが第一印象。
涼といると時間がゆっくり過ぎていくような気がする。
繋いだ手からも、ぬくもりや優しさを感じる。
涼の手は大きくて、たくましくて大好き。とても安心する。
「ハル、どうかした?もう着くよ」
「なんでもないよー!映画楽しみだね」