怖い男達
 更に【ポロリ】の話しを訊いていると、私が仲良くしている人達が、【ポロリ】にお友達登録の申請をしてくれないことに怒っていた。

 お友達登録やコメントは、個人の自由じゃないのかしら。これって逆恨み? 私は溜息を吐くしかない。その時はまだ、コメントをくれる人がいない【ポロリ】を可哀相だという気持ちが少なからずあった。だから、他の人達に自分からコメントしたらどうか、というアドバイスもしてみたけれど、彼の固執した考えは私一人でどうにかなる問題でもなかったのだろう。


 私は体調を崩し寝込んでいたので、二日間パソコンの電源を入れなかった。

 二日後、体調も少し回復したのでパソコンの電源を入れ、自分のブログ画面を開くとお友達指定メールが届いていた。それは、私しか読めないメッセージ機能である。


「この前まで、少しの記事にもコメントくれたのに、どうして一昨日と昨日はしてくれなかったの?」


 コメントの催促? この前のことといい、私は疑問に思った。けれども意見をしたところで分かってもらえそうにないと判断した私は、明るく謝るしかなかった。

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