片思い?両思い?


部屋に入って初めに・・・ベッドの下を除く小渕。

「・・・何やってんだよ・・・」

「え?・・・あはは、何かあるかなーって思って・・・」

「アホか」

小渕がくるって言うのに、そんなところに置いておく訳がねーだろ。

「へへっ」

笑いながら、勉強机の椅子に座る。

「へぇ。ちゃんと勉強してるんだ」

「こらっ、勝手にノート見るな」

油断も隙もねー女だな。

「ところで、俺お前に・・・「ねぇ」

「あ!?」

言葉をさえぎられて機嫌が悪い俺。

「夕陽君て彼女できた?」

「・・・いや?」

何の話だ?おい。

俺は本の話を・・・。

「好きな子いる?」

「・・・なんで?」

目の前にいるけど。

「なんとなく」

なんとなくかよっ!

「どーでもいいだろ?別に」

「・・・茜さん?」

「は?」

「今も茜さんが好きなの?」

「・・・茜さんは、好きって言うか・・・それに兄貴の彼女だしな」

・・・何の質問だよ。

「奪わないの?」

「誰を?」

「茜さん」

「そんなこと、するかよ。・・・そんなことして誰が喜ぶんだよ・・・」

あ・・・・小渕、俺に茜さんを奪えって言いに来たのか?

「あそ。それ聞いて安心した」

「は?」

・・・違うの?

なんだか訳の分からねぇ奴だな。

「・・・帰る」

ええ?

「帰る?」

「うん。駅まで送って」

「ああ・・いいけど・・・」

何しに来たんだ???


俺は小渕を駅まで送り届けると、家に戻った。

「あれ?円帰った?」

円言うな。

「ああ、今送ってきた」

「おお、そうか。・・・で?何かあった?」

「何が?」

「あれ?円何も言ってなかった?」

だから、円言うなよ。

「?・・・ああ」

「あの馬鹿」

「ん?」

「いや、何でもねぇ」

なんなんだ。兄貴といい・・・小渕といい・・・・。

わけわからん。






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