××型の彼!
『…あの二人は許すとして、練習の成果見せてよ。』
自分の腕を指差してニッと笑う悠斗くん。
私は驚いて目をぱちくりさせてしまった。
「積極的な子は好きじゃないって…」
『わかってないな由空は。
好きな子は別!』
爽やかに私の頭をくしゃっと撫でてくる。
「…悠斗くん大好きっ」
『わっ!』
吹雪くんにしていたようにギュッと腕に抱き付いたら悠斗くんは軽く悲鳴を上げた。
間違ったかな?と思って見上げると悠斗くんの顔は真っ赤だった。
「吹雪くんと同じ…」
ぽそりと言葉を零すと悠斗くんはキッと私を睨んだ。
『胸が当たって…でかいな…。
そうか、これをあいつにも。』
「え、あ、うん?
練習だか…んんっ!」
小さくと呟いたと思ったらいきなり顎を捕まれて強引なキス。
―クチュッ
!
ししし、舌が…!
「ふ、あっ…!」
苦しくて、でも嬉しくて涙が出た。
悠斗くんは唇を離すと嬉しそうに微笑んだ。
『一歩前進。
俺、我慢きかないから準備しとけよ!』
「っ!
はっ、はいっ!」
私が勢い良く言うと悠斗くんはまたチュッとキスをしてきた。
これが、二人の恋愛。
マイペースで他人に気を使うのが苦手で、女友達も多くて考える前に動いて気まぐれで…
でも恋をしたら意外と真っ直ぐ、一直線な私のB型彼氏。
私はこんな悠斗くんが…
こんなB型彼氏が大好きですっ!
B型彼氏
゚+。Fin☆+゚