とりかえっこしようよ
手紙と子犬 〜中学生編・side光〜
私たちのクラスから、いっくんがいなくなって2週間。
2年生に進級した私は、毎朝ひとりでハリーの散歩を続けていた。
日の出公園を通るたびに、いっくんのことを思い出して涙が出た。
ハリーだけが知っている、私といっくんのヒミツの時間。
寂しいよ、いっくん。
必ず会いに来るって言ってたけど、まいづるって遠いんだね。
飛行機に乗らないと会えないよ。
クラスの人気者だったいっくんがいなくなって、みんなも寂しいって言ってる。
お別れ会でもみんな泣いてたもんね。
みんなが泣いてたから、私も安心して泣くことができたんだよ。
誰からも冷やかされないで、思いっきりいっくんのことを考えて泣けるんだもん。
学校から帰ってきて、ポストを覗いたら。
いっくんからの手紙が入ってた!
嬉しくて、ハリーにすぐ教えた。
「ねえ、ハリー!お父さんから手紙が来たよ!」
2年生に進級した私は、毎朝ひとりでハリーの散歩を続けていた。
日の出公園を通るたびに、いっくんのことを思い出して涙が出た。
ハリーだけが知っている、私といっくんのヒミツの時間。
寂しいよ、いっくん。
必ず会いに来るって言ってたけど、まいづるって遠いんだね。
飛行機に乗らないと会えないよ。
クラスの人気者だったいっくんがいなくなって、みんなも寂しいって言ってる。
お別れ会でもみんな泣いてたもんね。
みんなが泣いてたから、私も安心して泣くことができたんだよ。
誰からも冷やかされないで、思いっきりいっくんのことを考えて泣けるんだもん。
学校から帰ってきて、ポストを覗いたら。
いっくんからの手紙が入ってた!
嬉しくて、ハリーにすぐ教えた。
「ねえ、ハリー!お父さんから手紙が来たよ!」