特攻隊 李那厨魔組


 言い返してやりたかった。


 すごく悔しかったんだ。


 今まで何度か衝突してきた親だけど


 俺にとっては大事な人だったから...。


 いわれた瞬間全部がスローになって


 視界がぼやけた。


 涙があふれてきたんだ。


 あ、紹介が遅れました。


 俺はどこにでも居るような


 平凡な男の子。


 燈色 零斗


 「ひいろ  れいと」


 あんとき俺は男泣きってやつをした。


 その日、俺は自傷行為をしてしまった。


 それ以来、俺には変な癖がついた。


 「自傷行為」


 たまたま部屋に落ちてた


 ガラスの破片で手首を切ったりしていた。


 変な口癖もできた。


 「死にたい...」


 そのとき俺は頭がおかしくなってたかもしれない。


 でもそんなのどうでもよかった。


 だって俺の人生は存在を親に否定されたのだから。


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