「俺とキスしてみない?」
「ぁ、えと
 し、失礼しましたぁッ」

じっと俺を見つめながら。


「あたし邪魔ですよね、
 ぁの今出て行くので……」

するりとベットから抜け出し、保健室のドアに飛びついた。

「し、失礼しました、」

ペコぺコ頭を下げて、あたふたと、保健室を出ていく。


「……カイトぉ……?」

腕にすがりつくアリサを、俺は突き放した。

「……カ、カイトっ!?」




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