「俺とキスしてみない?」
床にぶつけられる寸前、俺はりんごの体を受け止めた。

「りんご!?どうしたの?走っちゃだめって言ったのに!?」

そう言って走り寄ってきたのは、白衣を羽織った美人。

「あんた、保健室のセンセ?
 いったいどうしたんだよ?
 こいつ、どうしたの?!」

俺は、かみつくように聞いた。
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