桔梗の場合。
お兄ちゃん。
「ただいまー。」
「お帰りなさいませ、桔梗様。」
「ただいま。」
この家に仕えてる方々に挨拶して、洗面所に行く。
至っていつも通り。
「あぁ、桔梗。帰ってたのか。」
「うん、ついさっき。
ただいま。お兄ちゃん。」
「お帰り、桔梗。」
この人は櫻木 聖-さくらぎ ひじり-。
あたしの従兄弟で…。
あたしの、好きな人……。
「仕事はどうだ?
上手くいってる?」
「うん。すごく楽しいし、充実してるよ。」
「そっか。それは良かった。」
トクン
そんな風に笑わないでよ。
諦め、られないじゃん。
「お、お兄ちゃんこそどうなの?
今私立の学校の研修やってる、みたいな事言ってたじゃん。
そこで、教師なれるの?」
「あぁ、なれるよ。契約してきた。
俗に言う『内定もらった』状態かな、なんてな。」
「お帰りなさいませ、桔梗様。」
「ただいま。」
この家に仕えてる方々に挨拶して、洗面所に行く。
至っていつも通り。
「あぁ、桔梗。帰ってたのか。」
「うん、ついさっき。
ただいま。お兄ちゃん。」
「お帰り、桔梗。」
この人は櫻木 聖-さくらぎ ひじり-。
あたしの従兄弟で…。
あたしの、好きな人……。
「仕事はどうだ?
上手くいってる?」
「うん。すごく楽しいし、充実してるよ。」
「そっか。それは良かった。」
トクン
そんな風に笑わないでよ。
諦め、られないじゃん。
「お、お兄ちゃんこそどうなの?
今私立の学校の研修やってる、みたいな事言ってたじゃん。
そこで、教師なれるの?」
「あぁ、なれるよ。契約してきた。
俗に言う『内定もらった』状態かな、なんてな。」