無口な彼
「今日、一緒に帰ろ?」



ゆりかが言った。



「良いよ。でも今日、帰りの放送するの私だから生徒玄関で待ってて?」



「わかった♪」



そしてあっという間に帰りの時間が来た。



先生の話が長くなり急いで放送室へ向かう。



ぴーんぽーんぱーんぽーん・・・



『下校時刻10分前になりました。校庭や教室に居る人は6時の下校時刻守れる様に準備をしましょう。それではみなさんさようなら。』



ぴーんぽーんぱーんぽーん・・・



終わったー♪



・・・あっ!



急ぎすぎて鞄忘れちゃった。



そして教室までの廊下を走った。
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