涙の重さ
「急にごめんなさいね、今大丈夫かしら」



敏子おばさんは誠のお母さん。



付き合っていたときはよく遊びに行って、一緒に料理をしたりしていた。

優しくて、お茶目な人。


これなら嫁姑問題はクリアだなと密かに思っていたぐらいに仲が良かった。




「大丈夫ですよ、どうしたんですか」






「落ち着いて聴いてね。」


すこし鼻をすする音がした。


少し声も震えている。









「誠が今朝、亡くなったの」





青天の霹靂だった。
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