青空の紙ヒコーキ
「おかえりー。」

「うん。ただいま。」

「最近すごいね…なんか…疲れてる?」

「ちょっと…ね。
でも…断ることしかできないから。」

「そう…だよね。」

「え?ちょっと待って。
そうだよねって…梨絵、陽の好きな子知ってるの!?」

「え!?いや…えっと…ちゃんとは知らないよ。」

「ってことは目星は付いてんの?」

「え…?いや…そんなことはない!!」

「その目は嘘ついてるときの目だー!!
白状しなさいっ!!梨絵っ!!」

「ちょ…だから違うってばー!!」



「なぁなぁー!!クリスマスパーティーしねぇ!?」

「な…安藤!?
ってかいきなりクリスマスパーティー!?」

「おうよ。
クラスで!!
てらりんに言えば教室の一つや二つ、貸してくれそうだし…」

「いいかもー!!
てらりんに提案しに行こう!!安藤!!」

「おうっ!!」

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