青空の紙ヒコーキ

普通の女の子

*陽side*

なんかおかしい…
そう思った瞬間にはるは倒れた。


「はるっ!!」

俺は全速力で駆け寄った。
はるの汗が尋常じゃない。
はるのおでこを触った。

「ちょっと熱…あるかも。」

「担架持ってこい!!」

「先生。俺、運びますから大丈夫です。」

「五十嵐!!」

「試合、続けてください。
申し訳ないんだけど、誰かはるの代わりに出てもらえる?」

「あたし出る!!」

「ありがとう。笹川さん。
久哉、あとお願いな。」

「おう。クラスは任しとけ!!」


俺ははるを抱きかかえて保健室に向かった。


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